2012年8月9日木曜日

屋根工事

久しぶりの更新になってしまいました(汗)
おかげさまで、ここ何カ月か多忙な時期を過ごさせて頂き、
お盆休み前にほっと一息つける様になりました。
(ホントはマメに更新したいんですけど。。)
楽しみにしてくれている皆さん、ごめんなさい!

 今回の施工例は 屋根工事



立派な日本瓦の屋根ですね。
しかしひとつ問題が。。



写真センターにある緑青がふいている銅板の谷。
これが問題でした。
昔は屋根の谷に銅板を使うのが普通でした。
銅板の表面にふく 緑青 が皮膜になり、銅板内部の腐食を防いでくれ、
塗装いらずで長持ちしたんだそうです。
ところが、雨の酸性化の影響で、屋根瓦の谷にベストな材料とは
言えなくなってしまいました。
日本瓦の形状上、流れて来た雨がスポットにあたってしまう為、
その部分の 緑青 が取れ、変色→穴あき発生 になってしまいます。

 ひとつ誤解が無いように補足ですが、銅板のみで葺いている屋根や、
雨が一か所にまとまって当たらなければ大丈夫!銅板は十分に持ちます。
 

 今回の工事は銅板に穴が開き、雨漏りの原因になっていたので、
谷をステンレス板に交換です。

 手始めに、谷に絡んでいる棟・瓦を取り外し、銅板の谷を取り外します。
下地の処理として、万が一雨が入っても大丈夫なよう、ルーフィングという
防水シートを施工します。  




 ステンレスで折った谷を入れて、谷シーラーなる スポンジ状の物を施工します。
この谷シーラーは強風時の雨の逆流を止める役割と、鳥やゴミが入らないように
する役割もあるんです。意外と雀の巣がある場合もありますよ。
 後は元の状態に復旧です。谷部分の瓦の開きも多少広かったので、
少しスマートにしておきました。

 仕上げに、工事中に付いた汚れをふき取って 完成!
これでゲリラ雷雨でも大丈夫でしょう!


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